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【雀魂】脱初心者!最速雀豪昇段ガイド1局目 麻雀と雀魂と強さについて

記事作成日: 2021/08/03
麻雀
雀魂
天鳳
最速雀豪昇段ガイド

【雀魂】脱初心者!最速雀豪昇段ガイド1局目

さかってぃーです。

本稿は、麻雀を全く知らない初心者が雀魂(じゃんたま)雀豪に300戦前後で到達可能であるという仮説の元、各段位までの必要な技術を紹介します。

1局目は

  • なんで雀魂(じゃんたま)なのか(リアル麻雀とネット麻雀の違いについて)
  • 麻雀に対する向き合い方

について説明します。全4局を想定しています。

なお、本稿は四人麻雀で雀魂のルール(一発赤ドラ裏ドラ槓ドラ喰いタン後付けあり)を前提とします。

目次

  • 本稿の動機
  • 初心者にこそ雀魂
    • 何故ネット麻雀なのか
    • 何故雀魂なのか
    • 何故雀豪なのか
  • 雀魂のシステムについて
  • まず意識すべきこと
    • 向き不向きは考えない
    • 考えながら対戦する
    • 運だけでは無いが実力だけでも無い
    • 結果より過程

本稿の動機

自分が麻雀をほとんど知らない状態から雀魂を初めて、誰からも教わらず600戦程度で雀豪に昇段しました。(段位については後で)

これが早いか遅いかは分かりませんが、自分のこれまでを振り返って見るとたくさん非効率なことをしていたなと思い、最初から戦略的に進めていたらどのくらいで昇段できたかを逆算してみました。

ざっくりですが

  • 5日で初心から雀士に昇段

  • 2週間で雀傑に昇段(130戦程度)

  • すぐ雀士降段して2ヶ月後に雀傑に復帰(300戦程度)

  • 点数が3ヶ月ほど伸び悩んで副露(鳴き)を重点的に強化してから2週間後に雀豪1に昇段昇段(600戦程度)

と言った感じです。

それぞれ伸び悩んだ時に、振り返ると雀傑への昇段と雀豪の昇段で必要な技術を習得できていなかったように思います。

質問する相手もいなかったので試行錯誤しながらですが、今となってはこうすればよかったなというポイントがいくつかありました。

それらをちゃんと押さえれば300戦程度で雀豪は到達できたんじゃ無いかなと思って自分の中でまとめていたのを、今回修正して公開します。

初心者にこそ雀魂

個人的には初心者の方には雀魂をオススメします。個人的には(コロナ関係なく)リアル麻雀よりもネット麻雀の方が上達としてはオススメできます。

まず、なんでネット麻雀の方が上達の観点からオススメできるか、そして何故雀魂なのかを説明します。

何故ネット麻雀なのか

リアル麻雀とネット麻雀、色々差異はありますが上達するためにネット麻雀が優れている点として

  • 時間あたりの対局数が多い

リアル麻雀で時間制限でも設けなければ、基本はネット麻雀の方が一回の対局時間は短くなります。天鳳は15+5秒、雀魂は20+5秒が手番ごとの持ち時間になります。この制限時間の間に打牌することになるので、相対的に一回の対局時間が短くなります。 対局時間が短くなることで、同じ時間でも対局できる回数が増えます。対局数が多ければ強いは正しく無いですが、対局数を増やさないと強くならないのはある程度正しいと言えるでしょう。

  • レビューとフィードバックが容易

これが一番ですが、ネット麻雀では自分の対局時の牌譜(将棋で言えば棋譜)が見れます。対局を振り返って、正しい選択ができてたかをフィードバックするのに役立ちます。リアル麻雀だと動画を撮るにしても自分以外の相手の手牌を見るのを考えると4台カメラが必要になるんでしょうか。 後牌譜は誰か強い人に見てもらうのにも役立つので、やはり牌譜閲覧機能は必須と言っていいでしょう。

  • データの活用

ネット麻雀では内容は色々あれど自分の対局のデータが見れます。自分がどのぐらいあがれているかやどのぐらい放銃(自分が捨てた牌で相手にロンあがりされること)しているかを具体的な数値で見ることができます。これもネット麻雀ならではでしょう。 ただ注意することとして、この手のデータは対局数が少ないうちは分散が大きいのであくまで参考程度にしましょう。データよりも正しいプレイングができているかです。

  • 牌の偏り

これはおまけみたいなものですが、全自動麻雀卓はある程度偏りが発生します。詳細についてはこちらをご覧ください。 ネット麻雀ではちゃんとした擬似乱数生成器(恐らくメルセンヌツイスターベース)を使用しているので、基本的には十分にランダムであると言えます。

ちなみにtwitterではネタなのか本気なのか不明ですが牌操作されていると言っている人がいますが、天鳳であれ雀魂であれ特定の人だけ有利な配牌が来ることは無いです。

ただリンク先でも言及されている通り、比較的最新の機種だと十分にランダムであることがメーカーでも実証されているので必ずしも当てはまるわけではありません。

ということでここまでネット麻雀がいいぞという話をしました。

一応補足すると、リアル麻雀をdisっているわけではなく個人的にはリアル麻雀にそう言った(効率的に上達するための)要素は求めていないということです。

何故雀魂なのか

雀魂をオススメするのはビギナーフレンドリーでかつユーザー数が多いからです。ユーザー数が2020年11月時点で250万人を突破しており、ユーザー数がどんどん増えています。

  • ビギナーフレンドリーなシステム・UI
  • VTuberや他コンテンツとのコラボ
  • プロ団体での大会戦での使用

と言った実績もあり、しばらくはユーザーは増えていくかなと思われます。

天鳳の方がレベル感は高いですし動きが軽く牌譜が見やすいですが、多くの人には硬派すぎるのと雀魂にあるような支援機能が無いのでちょっと敷居が高いかもしれません。 気になる方は天鳳も試してみて好きな方を使ってみてください。本稿の内容は天鳳でも同様なので、ここに書かれていることを実践すれば二段・三段には確実に昇段できると思います。

何故雀豪なのか

では、何故本稿では雀豪を目標としているかについて説明します。

それは、雀豪は脱初心者の指標とされているからです。

段位のシステムについては後述しますが、雀魂の段位は下から

  • 初心
  • 雀士
  • 雀傑
  • 雀豪
  • 雀聖
  • 魂天

となっています。魂天は殿堂入りみたいなもので以後降段することがありません。

この段位を体感ですが雀力別にざっくり分けると

  • 初心者
    • 初心
    • 雀士
    • 雀傑
    • 一部雀豪?
  • 中級者
    • 雀豪
    • 雀聖
  • 上級者
    • 雀聖
    • 魂天

になるのではないかと思います。もちろんケースバイケースな面は当然ありますが、あくまで参考で考えていただければと思います。

この中で雀豪が中級者であると言う個人的な理由としては

  • 牌効率と牌理がある程度しっかりしている人が多くなる
  • ベタ降りが丁寧な人が多くなる
  • 放銃率の高低が雀傑と比べてシビアになる

といった側面が挙げられます。(もちろんこれらができていない上振れ雀豪はいます)

雀豪は一通りの基礎がわかっていてかつ実践できていれば到達できるし維持もできるので、そう言った理由から雀豪まで行ければ初心者では無いと言ってもいいのでは無いかと思います。 なお天鳳だと二段ぐらいだと思います。

雀魂のシステムについて

雀魂.infoさんの記事を見てくださいで終わる話ではありますが...

ざっくりと説明すると

  • 段位は初心から魂天までの6つある
  • 雀聖までは1から3で細分化されており実質的な段位の数は16
  • 前後の段位で同じ卓に参加することが可能(例えば雀士の場合は下の卓だと初心と、上の卓の場合は雀傑と対戦可能)
  • 卓によるが雀士の3あたりから一位でのポイント増加よりも四位でのポイント減少の方が大きい

といったところです。別のオンライン麻雀サービス「天鳳」と似たようなシステムです。

特に最後が重要で、四位をいかにして回避して最悪三位にして可能であれば二位一位を狙うのが重要です。

段位が上がるほど四位になった時のポイント減少が大きくなるので、最低でも雀士2あたりからは四位にならないよう立ち回るのを意識するべきでしょう。

まず意識すべきこと

ここでは、どの段位であったとしても共通で意識すべき考え方について述べます。

向き不向きは考えない

うまく成績が伸びないと、自分は麻雀とか向いてないかもしれないとか思うことがあるかもしれません。

個人的には素のポテンシャルには個人レベルで差はあると思います。しかし、それよりもどこまで麻雀に対してやり込めるかの方がずっと重要であり、麻雀が好きであることの方が余程成績向上に寄与すると思います。

麻雀は一度たりとも全ての条件が同じ場面は起きない可能性が非常に高いですが、それでも

似たような手牌

似たような点数状況

似たような捨て牌

というのはあるわけで、それらを抽象化してシステム化してしまえばある一定のラインまではそこに才能は関係ありません

それよりもまずは麻雀が面白いと感じられるようになり、麻雀の戦術をもっと知りたいしもっと強くなりたいという気持ちこそ、あなたの成績を向上させる一番重要な要素となります。

考えながら対戦する

何を当たり前のことを、と思うかもしれません。しかし、簡単なように思えて意外と難しいかもしれません。

ネット麻雀にしろリアル麻雀にしろ、ただ打数を重ねるのは非常に簡単です。ネット麻雀であれば24時間対戦し続ければ30半荘は可能だと思います。私はしたことないですが...。

もちろん打数を重ねないとそもそも強くなれないのはある程度真であると言えると思いますが、打数を重ねれば強くなれるというのは真では無いと思います。やはり対戦しながらあるいは対戦後に自分の打牌を振り返ったり、今の自分に足りてないセオリーを習得することは非常に大切です。

私を含めたほとんどの人は麻雀に人生を捧げているわけでもなく、あくまで趣味の一環で嗜んでいると思います。麻雀以外にやらなければいけないことなんていくらでもあるわけです。どうせ麻雀に時間と体力を費やすのであれば効率的に費やしましょうということです。

運だけでは無いが実力だけでも無い

麻雀は運が絡むゲームです。もちろんそれでも長期では実力が反映されます。同じ実力で10000回対戦した場合、平均順位のぶれは95%の確率で0.008に収まります。つまり、勝率がちょうど50%の人が10000回対戦した場合は平均順位は95%の確率で2.5±0.008になるので、かなり真の実力を反映していると言えます。(詳しく知りたい方はみーにんさんによる「麻雀における平均順位のぶれ」を読んでみてください。)

麻雀は運ゲーかもしれないですが、それでも強い・弱いは確実にあるので負けるたびに運ゲーと言っているうちは強くなることは無いでしょう。

しかしながら、どれだけ強くても運の巡り合わせで勝てないということはあります。何をしても勝てない対戦は実力とか関係なく、ただ「運が悪かった」としか言えません。

運だけのゲームでは無いが、されど全て実力でどうにかなるものでも無いということを知っておきましょう。

結果より過程

麻雀は端的に言えば「選択」と「抽選」のゲームと言われます。

毎度選択をしては抽選を引くことの繰り返しと言えます。自分にとって有利な抽選を引き続ければ、短期では確率のぶれにより悪い結果を引いても長期ではトータルで良い結果に結びつきます。

結果ではなく過程で考えるということは、引いた抽選の結果ではなくどの抽選を引いたかにフォーカスをするということです。

強くなりたいのなら、自分の選択に対して

  • 何故その選択にしたのか
  • 他の選択肢と比較して何が違ったのか

ということを行く行くは言語化できるようになりましょう。

まとめ

ここまでは

  • なんで雀魂を初心者にオススメするのか
  • 麻雀で勝つために考えること

について説明しました。

次回以降は雀豪までの各段位で意識することと必要な技術について各段位ごとに説明していきます。